「日焼け止めを塗っているのに焼けた」「日焼け止めを塗っても焼けてしまう」という経験、ありませんか?せっかく日焼け止めを購入して塗ってみても、日に焼けてしまったら本当にショック。でもちょっとしたポイントを押さえれば、日焼け止めを塗って、日に焼けたと落胆することはなくなります。
まずは、日焼け止めの塗り方、そして量は間違っていないか確認することが大事。
365日、日焼け止めを塗り「色、白いね」とよく言われる薬剤師のぞみーるが日焼け止めの効果的な使い方を教えるので、絶対に日に焼けたくない人は試してみてね。
日焼け止めを塗ったのに焼けてしまう原因3つ
- 日焼け止めの塗り方が間違っている
- 日焼け止めを手のひらにとって、忙しいからとサッと適当に伸ばしたり、塗りにくい場所を避けて塗っていませんか。ムラがある、塗り残しが多い可能性があります。塗れていない部分は無防備な状態になり、そこから日焼けしてしまいます。特に、顔の凹凸部分や体の関節部分は塗り残しが発生しやすいです。また手のひらに日焼け止めをとると、手のひらや指のシワに日焼け止めが入り込んでしまいます。実は、日焼け止めの40%は手に残ってしまうといわれているんです。
- 日焼け止めの使用量が間違っている
- 「もったいないから」「ベタつくのが嫌だから」と、推奨量よりもはるかに少ない量を塗っていませんか。日焼け止めの量が少ない可能性があります。日焼け止めのSPFやPA値は、1平方センチメートルあたり2mgという基準量で測定されています。顔全体だと約0.8gが適正量です。塗る量が少ないと、表示されているUV防御効果が得られずパワーダウンしてしまいます。
- 日焼け止めの能力を過信しすぎている
- 日焼け止めはどうしても汗や皮脂、摩擦によって効果が低下します。朝きっちりと日焼け止めを塗っていても、こすれや汗などによって段々と落ちてきてしまう。塗りなおすのはメイクしていたらなかなか難しいですよね。完全無欠な日焼け止めは残念ながら存在しません。また「日に焼けやすいかどうか」は人によっていろいろ。日焼け止めだけに頼るのは危険です。

【絶対焼かない人のための】日焼け止め使用法ポイント3つ
- ムラなく均一に塗った後、重ね塗りしよう
- 手のひらに日焼け止めを出すのではなく、親指と人差し指の間の凹みに日焼け止めを出すとロスが少ないよ。そこから少量を指先にとって塗布していこう。額、鼻、両頬、あごに点で置いてから、顔の中心から外側へ、指全体を使って優しく丁寧に伸ばします。特に、額や頬骨、鼻筋など日焼けしやすい部分は重ね塗りをしましょう。アイホール、耳や首、手の甲なんかも忘れやすいから気を付けて。また日焼け止めは2~3時間ごとにこまめに塗り直すのがベスト。メイクをしている場合は、メイク直しの時にSPF表示のあるファンデーションを重ねるだけでもだいぶ違うよ。
- 日焼け止めのスペックを最大限に出すには顔全体に約0.8gの量が必要。
- 意外に0.8gって多く感じる人が多いよ。顔には液状タイプで1円玉2枚分、クリームタイプでパール2個分が目安。結構顔が白くなってびっくりする量だけど、白浮きは30分くらいしたら自然になじみます。日焼け止めは、肌に浸透して効果を発揮するまでに30分程度かかるので、外出の20~30分前には塗っておこうね。
- UVカットパーカー、サングラス、つばの広い帽子、日傘を活用するべし。
- 日焼け止めはあくまで対策の一つ。帽子、日傘、サングラス、UVカット機能のある衣類なども併用し、物理的に紫外線をカットすることが非常に効果的です。 特に、紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時頃)は、できるだけ外出を避ける、日陰を利用するなど、工夫しましょう。

まとめ
今回は「日焼け止めを塗っているのに焼けてしまう」原因について解説しました。日焼け止めの使用法も大切ですが「なぜ紫外線対策が大事なのか」きちんと理解しておくとことはさらに重要です。
以下の記事では美容で超超超大事な「光老化」についてわかりやすく解説しています。こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
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